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しげくま 発達相談室


発達・障害について・・しげくまの日ごろ考えていることを、体験を交えて記していきます~。たくさんのコメントをお待ちしています~。
by waku-shigekuma
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DBDマーチ

 先日もお話した・・DBDマーチについて・・
さて、DBDというのは何かといいますと・・~
Distruptive Behavior Disordernのことで、破壊的行動障害のことをいいます。

アメリカの精神医学会(APA)が作成した、「精神疾患の分類と診断の手引き」(DSM-Ⅳ-TR)では、もともと、注意欠陥および破壊的行動障害というカテゴリーの中に、ADHD(注意欠陥/多動性障害),ODD(反抗挑戦性障害),CD(行為障害)などの障害が記されています。

ADHDの予後に対する研究がアメリカでなされましたが、約30パーセントのお子さんは症状の悪化や他の障害の合併がみられたといわれます。

ADHDのお子さんのうち周囲の不適切な対応と本人の衝動性などから、失敗経験と劣等感・自尊感情の低下、意欲の低下などを示し、二次的な障害として顕在化し、加齢とともに、反抗挑戦性障害や行為障害に移行するケースがあるとのことです。

DBDマーチとは、非行との関連を年齢の変化からとらえなおしADHA→ODD→CDに至る一群のお子さんの経過を「破壊的行動の障害の行進」と呼んでいます。

ちなみに、全国少年鑑別所入所者1481名に対する調査(近藤ら 2004)では、行為障害といわれたお子さんの割合が56パーセントで、ADHDといわれたお子さんは17パーセントであったとのことです。

また、複数の調査研究では、反抗挑戦性障害の30~50パーセントが数年後に行為障害と診断されるとのことです。

DBDマーチに賛否両論あると思います。
間違った情報や、一部のみを取り上げたマスコミ報道などから、正しい理解が進んでいないのも現状です。
 ADHDと診断された子どもたちをいかに二次障害を起こさないようにして、自信や自尊心を伸ばしていくのか?
とても大切なことであるし、療育や福祉が問われているのではと思います。

これから僕たちは何をしていったらいいのでしょうか。。
結局は、子どもへの力動的な理解、トータルな視点による深いかかわりから一歩ずつやるしかないのではないかと思います。

今後も、時々この話はブログで扱おうと思います。。


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by waku-shigekuma | 2006-11-19 09:43 | 障害とは・・
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